【TOEICは英語学習の目安になり得るか?】
世界へ羽ばたく最初の一歩のお手伝い
ビジネス英語プロマイスター
清水健雄です
英語学習に限らず、何事にもある程度の目安は必要です。
では、ビジネスマンが英語学習の目安とするのは何がよいでしょうか?
私は、やはり「TOEIC」をおススメしたいと思います。なぜなら、TOEICではビジネスシーンや日常生活でのやり取りを想定した問題が多数出題されるからです。
今までにTOEICを受験したことがあれば知っていると思いますが、出題される問題が広告、チャット、Eメールなど、ビジネスシーンで出てきそうなシチュエーションであり、そのまま使えそうなフォーマットになっています。
ここであなたが思うことは、「自分はいったいどのくらいの点数を目標にすればよいのか?」ということではありませんか?
そこで、まずはTOEICの点数と英語力の関係を見ていきましょう。
<TOEICの点数から分かるあなたの英語力>
ここで示すレベルは、「あくまでも参考」として捉えてくださいね!
- 400点台:街中にある標識や看板が理解できる。会話では、ゆっくり・繰り返しでなんとか理解できる
- 500点台:電車やバス、飛行機などの時刻表が理解できる。簡単な質問が理解できる
- 600点台:簡単なメモ書きが理解できる。ゆっくりとしたスピードであれば、目的地までの道のりが理解できる。
- 700点台:会議の内容、自身の業務に関わる事柄の文書を理解できる。ビジネスを円滑に進めることができる英語レベルの目安。
- 800点台:英語での情報収集ができる。ビジネスにおいて本格的に英語が使えるレベル
どうでしょう、あなたは今どのレベルにいるのかだいたい把握できましたか?
レベルがおおよそ分かったところで、次に確認していきたいのは「企業が求める英語力」です。
<目標としている企業が求める英語力とは>
「上場企業における英語活用実態調査」によると、企業が求めるTOEICの点数は以下のようになります。
- 新入社員:465~670
- 中途採用社員:610~815
- 海外出張:570~780
- 海外赴任:605~785
- 技術部門:520~715
- 営業部門:535~765
- 国際部門:660~840
この結果を見ると、最低でも600点、海外で英語を駆使した仕事をしたい場合は800点以上を目安にするのがいいでしょう。
あなたの目標は何でしょうか、そしてどのくらいの英語レベルがあればその目標に到達することができるでしょうか?
<点数を目的としてはいけない>
ここで気を付けてほしいのは、「TOEICはあくまでも目標、点数を取ることを目的としてはいけない」ということです。
あなたがTOEICを勉強するのは、高得点を取ることが目的ではないはずです。高得点を取ったら「ああしたい」「こうなりたい」という目的があるのではありませんか?「目的」と「目標」を一緒にしないようにしてください。
また、TOEICは「リーディングとリスニング能力だけをはかるテスト」であることも忘れてはいけません。英語力とは、あと「スピーキングとライティング」の4つのスキルを全てを合わせたスキルだからです。
ですので、TOEICは「英語力をはかる指標の一つ」として考えてください。
ですが、TOEICは指標にするにはとてもいいです。あなたの目的に向かって、ぜひ真剣に取り組んでくださいね!
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