【「聴き流し」で犯しやすい間違った3つの学習方法】
世界へ羽ばたく最初の一歩のお手伝い
ビジネス英語プロマイスター
清水健雄です
リスニング学習というと、ほぼ全員が「音源を聴く」方法を選ぶでしょう。その中でも、「聴き流すだけ」と謳われている教材は、一見手軽で勉強を続けやすいように感じます。
しかし、あなたが英語初心者あるいは中級者であるなら、決して「聴き流すだけのリスニング教材」を選んではいけません。「聴き流し」だけでは、あなたのリスニングスキルは絶対に向上しないからです。
「聴き流すだけの教材」を使った勉強で、英語学習初心者や中級者が犯しやすい間違いはこの3つです。
- スクリプト(セリフ)なし教材での勉強
- わかった気になる
- 一回だけの聴き流し
<1.スクリプト(セリフ)なし教材での勉強>
インターネットの普及により、洋画や海外ドラマ・ニュースが手軽に、しかも無料で視聴できるようになってきました。このようなメディアは、英語学習にかける費用を抑えるには、うってつけの教材といえるでしょう。
しかし、こうした手軽な教材には大きな欠点があります。
それは、スクリプトがないことです。
スクリプトとは、話している内容を文字に起こしたものです。映画やドラマであれば、セリフと考えてもらえればいいでしょう。
「リスニングは何回も繰り返し聴けば、そのうちわかるようになる」ことは決してありません。何度聴いてもわからない英語は、ずっとわからないままです。聴いているだけは、リスニングスキルの上達はあり得ません。
そこで必要になるのが、スクリプトです。聴けていない英語を、文字で確認することで聴けるようにしていきます。動画であれば、字幕機能もいいでしょう。できれば、印刷できるようにテキスト文書にしておくことをおススメします。
ここで気を付けてほしいのは、スクリプトは「英語」であることです。確認したいのは「英語」なので、日本語では意味がないからです。
リスニング教材を選ぶときには、必ずスクリプトの有無を確認しましょう。スクリプトがついていない教材は、絶対に使用しないでください。
<2.わかった気になる>
ある程度リスニング学習が進んでくると、少しずつですが聴ける英語が増えてきます。手ごたえが感じられ、勉強が楽しくなってくる時期でしょう。
しかし、そのときに気を付けたいのが、「わかった気になって」確認を怠るようになることです。
スクリプト(セリフ)がある教材を使用していたら、聴いてわからない英語を文字で確認できます。文字で確認してから再度リスニングの練習を始めると、「英語が聴けている」錯覚に陥ることがあります。
本来は、聴いてわからなかった英語を文字で確認し、その英文を声に出して発音やイントネーションなどを練習するのが正しい方法です。
しかし、「英語が聴けている」と思い込んでしまうと、つい声に出さずただ聴き流してしまいます。それでは、せっかくスクリプトでしっかりと英文を確認した意味がなくなってしまうのです。
<3.一回だけの聴き流し>
「なるべく多くの英語を聴くことが、リスニング上達の近道」というのは、間違った考えではありません。
しかし、できる限り多くの英語を聴こうとして、一回聴いてまた別のものを聴こうとする学習者がいます。
闇雲に多くの英語を聴いていても、決してリスニングスキルは上がりません。聴けていない英語が、ある日突然聴けるようになることは絶対にないからです。
もし、あなたがこのような勉強をしているのなら、すぐにやめてください。そして、同じ音源を何度も繰り返し聴く学習方法に切り替えましょう。
ただし、ただ聴くだけではダメです。必ずスクリプトも準備してください。聴けない英語を何度も聴いても、ずっと聴けないままだからです。
リスニング上達には、スクリプトを上手に使いながら、何度も繰り返して学習する方法が最も効果的であることを覚えておいてください。
以上、3つのうちあなたに当てはまることはありましたか?もしそうなら、今すぐ正しいやり方に変えていきましょう。
そうしないと、せっかく英語学習に費やした時間を無駄にしてしまいますよ!
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